PRODUCTION TECHNOLOGY製造技術

成型合板WOODTEC

成型合板が生んだ
優美なフォルムと未知数の可能性

ウッドテックでは、主に椅子・テーブルに使われる成型合板の製造・加工を行っております。成型合板とは、スライスされた1mm~1.5mm 程度の薄い木材(単板)を一枚一枚接着剤で重ね合わせ、型に入れて熱を加えながらプレス加工をして作られる加工木材を言います。成型合板の最大の魅力は、無垢材では表現ができない美しい曲線をもつデザイン性に優れた椅子を表現できることです。また、天然木の柔らかな風合いを残しつつも軽量で耐久性に優れています。
自然の中で生まれた木材はそれぞれの個性があるため、一枚一枚その個性を見極めながら、何度も試作を重ねて接着剤を開発しました。粘り強く最適な製造条件を模索することで、割れが出やすいデザインでも成型できる成型合板技術を磨いてきました。
当社では、常に成型合板の研究・開発を試みることで、よりデザイン性に優れ、座り心地のよい製品の生産に努めています。

主な設備
  • パネルソー
  • ランニングソー
  • ルーター搭載NCバンドソー
  • ワイドサンダー
  • 自動糊付機(ロールコーター)
  • 成型合板用ホットプレス 27基
  • 高周波成型プレス 6基
  • 多種パワープレス

木材の選定・カット・接着

成型合板加工に使用する薄い木材(単板)には、主にブナ材を使用し、一枚ずつ丁寧に選定を行います。
その他の加工用にはカポール・ラワン等の南洋材やゴム集成材を使用しています。
選定した木材はデザインに合わせてカットをした後、成型合板加工用の木材は接着工程へ進みます。

成型合板加工(ホットプレス機)

型を使って合板を加圧成型し、座・背面の形など多種多様なデザインを製造することが可能です。職人が微妙な圧力の調整を行いながら同時に熱を加えることで、接着剤を硬化させ、強度の高い高品質な成型合板を製造します。また、職人の技術をプログラムに落とし込み自動化することにより、難しい形状の成型合板も安定した品質で製造することができます。
表面処理としては塗装・オイル仕上げ、表面材はメラミン化粧板・突板を取り扱っております。

成型合板加工(高周波プレス機)

高周波電力による誘電体損失に伴う発熱作用と機械加圧を利用し、木材面に塗布された接着剤を発熱硬化(内部発熱)させることで曲面成形接着を行います。椅子の座板、背板などの薄い合板のものから、フレームのような厚い成型まで対応可能な技術を所有しています。

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